ベアボーンPCにNetBSDをインストールし、そのまま放置して1ヶ月以上が経過していました。
パスワードすら忘れてしまったNetBSDにEmacsを入れるまでの道筋を忘れないようにメモ。
1 パスワード再設定
とくに使うことなく放置していたせいでパスワードを忘たので、再設定を行いました。
- シングルユーザーモードで起動する
- 以下のコマンドでパスワード再設定
# マウント済みファイルシステムの状態を変更することを指示する > mount -u # fstabに書かれたとおりにマウントする > mount -a # rootのパスワードを再設定する > passwd
2 DHCP有効化
インストール時にネットワークの設定をやっていなかったようなので、DHCPを有効にしました。
> /etc/rc.d/dhclient start
起動時に有効になるよう、rc.confを書き換えました。
# /etc/rc.confに以下の行を追加 dhclient=YES
3 パッケージ管理システムを入れる
NetBSD では pkgsrc というパッケージ管理システムでソースからビルドするのが正義っぽいので、入れてみました。
バイナリのインストールだけならば、 quickstart に書かれているように PKG_PATH 環境変数にURLを設定して、 pkg_addコマンドを実行すれば良いようです。
ソースからビルドする場合、 pkgssrc を落としてくる必要があるようです。
# cvsコマンドのバイナリを入れる ## uname -s => NetBSD ## uname -m => amd64 ## uname -r => 6.0.1 ## cut -f '1 2' -d. => デリミタ"." で区切ったフィールドの1要素め+2要素め ## uname -r | cut -f '1 2' -d. => 6.0 > PKG_PATH="http://ftp.NetBSD.org/pub/pkgsrc/packages/$(uname -s)/$(uname -m)/$(uname -r|cut -f '1 2' -d.)/All" > export PKG_PATH > pkg_add cvs # ビルドに必要なコマンドを取得( comp.tgz, text.tgz ) > ftp ftp://ftp.netbsd.org/pub/NetBSD/NetBSD-6.0.1/amd64/binary/sets/ ftp> get comp.tgz ftp> get text.tgz ftp> quit > tar zxvfp comp.tgz > tar zxvfp text.tgz # csv を使って pkgsrc を落とす > cvs -danoncvs@anoncvs.netbsd.org:/cvsroot checkout pkgsrc # bootstap (必要ない?) > cd pkgsrc/bootstrap > ./bootstrap # make install > cd pkgsrc/emacs24-nox11 > make install clean